はたらき手帖

転職の相談先は、職種と年齢で決まる。

キャリア相談・未経験からの一歩

40代のキャリア相談はどこへ:年齢の条件と費用で分けた相談先の振り分け表

40代になってキャリアを誰かに相談したいのに、申し込もうとしたサービスが「20〜30代向け」だった、転職エージェントでは求人の話しかされなかった。そんなときに、40代を対象にしている相談先を、年齢の条件・費用・求人の紹介の有無で比べて1つ選ぶための記事です。

この記事の結論

  • 40代の相談先は、公式に書かれた年齢の条件で分けると選びやすくなります。公的な窓口(ハローワーク、キャリア形成・リスキリング支援センター)は、確認したページに年齢の条件の記載がなく、無料です。
  • 有料のキャリアコーチングには、20〜30代向けで40代以上は対象外と公式に書いているところがあります(マジキャリ)。反対に、40代以上を想定して作られたキャリアスクールもあります(ライフシフトラボ)。
  • 求人を紹介してほしいならハローワークか転職エージェント、お金をかけずに方向を整理したいなら国の無料のキャリアコンサルティング、受講料を払って転職や複業の準備に伴走してほしいなら40代以上向けのスクール、と目的で分けます。
  • 有料のサービスは、無料の説明会で受講料を聞いてから持ち帰り、公的な無料の相談と比べてから決めるのが当サイトのすすめです。
目次(7項目)
  1. 40代の相談を受けてくれるのは、どこ?
  2. 何を相談したいかで、どこから当たればよい?
  3. 40代前半と後半で、選べる先は変わる?
  4. 無料の相談と有料の相談は、何が違う?
  5. 相談の前に、何を用意しておく?
  6. よくある質問
  7. 出典

この記事の窓口・サービスの条件は、2026年10月26日に公的機関と各社の公式サイトで確かめたものです。並びは種類で分けたもので、おすすめの順位ではありません。

40代の相談を受けてくれるのは、どこ?

年齢の条件を公式に書いていない公的な窓口と、40代以上を想定していると書いている有料のスクールは、40代が申し込んで対象から外れる心配が小さい先です。下の表は、相談先の種類ごとに、公式に書かれた条件を同じ欄にそろえたものです。

相談先の種類(例)費用年齢の条件(公式の記載)求人の紹介向いている目的
国の無料のキャリアコンサルティング(キャリア形成・リスキリング支援センター、ハローワークの相談コーナー)無料対象は在職者・求職者。確認したページに年齢の条件の記載はありませんしない(事業のサイトに「職業紹介は行っておりません」とある)これからの方向を整理したい。1回60分、対面かオンライン
ハローワーク相談・職業紹介などの就職支援は無料一般の窓口に年齢の条件の記載はありません。在職中でも求職登録ができますする地域の求人を探したい。応募書類や面接の相談もしたい
職種特化の転職エージェント(IT職なら TechGo など)TechGo は「完全無料」TechGo の確認したページに、対象年齢・経験年数の条件の記載はありませんする(紹介できる求人があるときだけ)今の職種の経験を活かして転職したい
有料のキャリアコーチング(マジキャリなど)マジキャリは初回相談が無料、コースは有料マジキャリは公式ブログで「20代〜30代向け」とし、40代以上は申し込んでも利用を断られると書いていますしない(キャリアの整理が中心)20〜30代で、何をしたいかから整理したい(40代は対象外のサービスがあるので、申し込む前に対象を確かめる)
40代以上向けのキャリアスクール(ライフシフトラボ)無料個別説明会があり、受講は有料。金額は公式サイトに記載がなく、説明会で案内されます年齢の制限はなく、プログラムは「40代以上の方々を想定して作られています」(公式 FAQ)。転職コースは「メインの対象は45歳以上」転職コースの説明では、応募書類の添削・面接対策・応募の代行などの支援があるとされています受講料を払ってでも、転職・複業の準備に伴走してほしい

転職エージェントで「紹介できる求人がない」と言われた人は、理由の見分け方を転職エージェントに断られたときの記事にまとめています。年齢に限らず相談先の種類を最初から比べたい人は、転職の相談先の選び方から読んでください。

何を相談したいかで、どこから当たればよい?

相談したいことを4つに分け、方位磁針・求人の書類・地図のピン・踏み石をそれぞれ別のトレーに入れたイラスト
相談したいことで、最初に当たる先を決める(イメージ)

最初の1か所は、相談したいことで決めます。当サイトは、40代の相談を次の4つに分けて考えることをすすめています。

相談したいこと最初に当たる先次に当たる先
転職するかどうかも含めて、方向を整理したい国の無料のキャリアコンサルティング方向が決まったら、ハローワークか職種特化の転職エージェント
今の職種のまま、条件のよい会社に移りたい職種特化の転職エージェント紹介が少なければハローワークを併用
住んでいる地域で仕事を探したいハローワーク地域の求人を扱う転職エージェント
受講料を払ってでも、転職や複業の準備を伴走してほしい40代以上向けのキャリアスクールの無料説明会受講料を聞いたら持ち帰り、無料の相談と比べる

国の無料のキャリアコンサルティングとは?

厚生労働省の事業で、全国47か所のキャリア形成・リスキリング支援センターと、全国のハローワークにある相談コーナーで、ジョブ・カードを使ったキャリアコンサルティングを無料で受けられます(ジョブ・カード制度総合サイト)。事業のサイトでは、対象は在職労働者と求職者、時間は60分、方法は対面かオンラインと案内されています。申し込んだあとは、日程の調整、ジョブ・カードの事前作成、相談の順に進みます。相談の例として「今後のキャリアについてなんとなく不安がある」「リスキリングでキャリアの幅を広げたい」が挙げられており、転職を決めていない段階でも使える窓口です。

ハローワークは、在職中でも使える?

使えます。ハローワークのよくある質問には「在職中の方でも求職登録は可能です」とあり、相談・職業紹介などの就職支援サービスは無料です。求人の紹介だけでなく、応募書類の作成や面接のアドバイスも行っていると案内されています。

40代前半と後半で、選べる先は変わる?

公的な窓口では、確認したページに年齢の条件がないので変わりません。変わるのは、対象の年代を決めている民間のサービスです。

  • 20〜30代向けのサービス: マジキャリは40代以上が対象外と公式ブログに書いています。40歳になったら、こうしたサービスは候補から外します。
  • 40代以上向けのスクール: ライフシフトラボは、どの年齢でも受講できるとしたうえで、プログラムは40代以上を想定していると公式 FAQ に書いています。転職コースのページでは「メインの対象は45歳以上」とし、近い年齢帯で状況が似ている人は相談できるケースもあること、無料個別相談で状況を聞き、ほかの選択肢が合うと判断したときはそう伝える場合もあることを FAQ で案内しています。複業起業コースのページには「45歳未満の方・勤め先が複業禁止の方でも受講いただける内容です」とあります。

40〜44歳で転職を相談したい人は、説明会で「自分の年齢と状況で、転職コースの対象になるか」を最初に聞くと、時間を無駄にしにくくなります(当サイトのすすめ)。

無料の相談と有料の相談は、何が違う?

お金を払う相手が違います。転職エージェントやハローワークは相談する人からお金を取らず、有料のコーチングやスクールは受講料で成り立っています。ライフシフトラボは転職コースの FAQ で、転職エージェントは企業からの紹介手数料で成り立ち、自社は受講料で成り立つ有料の転職スクールだと説明しています。

有料のサービスを考えるときに、申し込む前に確かめておきたいのは次の3つです(当サイトの整理)。

  1. 受講料と支払い方: ライフシフトラボは受講料の金額を公式サイトに載せておらず、特定商取引法に基づく表記に「利用料金は個別説明会またはセミナーでご案内します」とあります。支払い方法はクレジットカード・銀行振込・ショッピングクレジットと書かれています。
  2. 契約をやめられる期間: ライフシフトラボの同じ表記には「利用契約書を受領した日から起算して8日以内であれば、理由を問わず受講料を全額返金して契約を解除することができます」とあります。ほかのサービスでも、申し込む前に同じ項目を読んでおきます。
  3. 無料の窓口で足りないか: 方向の整理だけなら、国の無料のキャリアコンサルティングでも相談できます。有料のサービスに払う価値があるのは、応募書類の添削や面接の練習など、継続した伴走がほしいときだと当サイトは考えています。

相談の前に、何を用意しておく?

経歴のメモと、聞きたいことの3つです。40代は経歴が長いぶん、相談の時間が経歴の説明だけで終わりやすいので、先に書き出しておくと話が早く進みます(当サイトのすすめ)。

  • 経歴のメモ: 勤めた会社・期間・役職・担当した仕事・数字で言える成果を、新しい順に。国のキャリアコンサルティングは相談の前にジョブ・カードを作る流れなので、このメモがあると作りやすくなります。IT 職の経験の書き出し方は、SESから抜け出す順番の「経験の棚卸し」も参考になります。
  • 聞きたいこと: 「今の経験で、どんな選択肢があるか」「自分の年齢と地域で、求人はあるか」「有料のサービスなら受講料はいくらか」のように、答えを持ち帰れる形で3つに絞ります。
  • 決めておく上限: 有料のサービスを考えるなら、払える金額の上限を先に決めておくと、説明会のその場で決めずに済みます。

よくある質問

40代で転職エージェントに断られたら、どこへ行けばよい?

断られた理由(年齢・経験・地域・希望条件)によって次の行き先が変わります。理由の見分け方と行き先の表は、転職エージェントに断られたときの記事にまとめています。

在職中でも相談できる?

できます。国の無料のキャリアコンサルティングは在職者も対象で、オンラインでも受けられます。ハローワークも在職中に求職登録ができます。平日の夜や土日に受けたいときは、各支援センターに申し込むよう事業のサイトで案内されています。

50代になってからでも同じ相談先を使える?

この記事の公的な窓口と40代以上向けのスクールは、50代でも使えます。50代は定年や年金の確認も絡むので、50代のキャリアの見直しと相談先に分けてまとめています。

向いている人

  • 40〜59歳で、転職や複業の準備を、受講料を払ってでも誰かと一緒に進めたい
  • 無料の相談で方向は見えてきたが、応募書類や面接の準備を1人で進めるのが難しい

向いていない人

外部の公式サイトへ移動します

有料のスクールの説明会に出ると、その場で申し込みを決めることになりそうで迷っている人へ

40代以上を想定したスクールの無料説明会で、申し込む前に、自分が対象になるかと受講料を聞けます

費用
無料個別説明会は無料。受講は有料で、受講料は公式サイトに記載がなく、説明会で案内されます
かかる時間
複業起業コースのページでは、無料個別相談会は「60分・オンライン」。転職コースのページでは「全国どこでもオンライン参加可能」とされ、長さの記載はありません
分かること
状況を聞いたうえでの個別のアドバイスと、コースの内容・受講料。ほかの選択肢が合うと判断したときは、そう伝える場合もあると転職コースの FAQ に書かれています
申込後の連絡
説明会のあとの案内について、公式サイトに記載はありません。受講の契約は、契約書を受け取った日から8日以内なら理由を問わず全額返金で解除できると、特定商取引法に基づく表記に書かれています
ライフシフトラボの無料個別説明会を予約する

上の内容はライフシフトラボの公式サイト(トップページの FAQ、転職コース・複業起業コースのページ、特定商取引法に基づく表記)に書かれていることです(2026年10月26日に確認)。

出典